米軍をリタイアすると恩給がもらえると耳にしたことがあるかと思います。
アメリカの国防総省は対象となる軍人にPention(ペンション)と呼ばれる恩給を、彼らがリタイアしてから一生涯を終えるまで支給し続ける米軍年金/退職金制度を採用しています。
現在ミリタリーで使われている米軍年金/退職金制度は2つです。
The Legacy High-3:レガシー・ハイスリー
Blended Retirement System (BRS):ブレンディド・リタイアメント・システム
これは入隊した日によって、上のどちらの米軍年金/退職金制度になるかが決定されます。
この記事では2つの米軍年金/退職金制度について学んでいきます。
- もうすぐリタイアを控えたサービスメンバーの配偶者
- サービスメンバーの配偶者でリタイアへ向け早めの準備をしたい方
こんにちは、るうママです!
うちのパパのミリタリーリタイアがいよいよ近づいてきました。
その準備に向け配偶者の私も学ぶべきことが盛りだくさん。私が学んだことをシェアできたら良いなと思い記事を書いています。
誰かの助けになれば幸いです!
一緒にHAPPYリタイアメントへ向けて学んでいきましょう!
2つのミリタリー・リタイアメント・ペンション制度
先ほど紹介した通り、現在のミリタリーのペンションは2種類。
The Legacy High-3:レガシー・ハイスリー
Blended Retirement System (BRS):ブレンディド・リタイアメント・システム
Legacy High-3はこれまで使われていたペンションタイプで、BRSは2018年に導入された新しい恩給タイプになります。
どちらのペンション制度になるのかは入隊した日によって異なってきます。
1980年9月8日〜2017年12月31日: The Legacy High-3
2018年1月1日〜:BRS
※ 2006年1月1日〜2017年12月31日の間に入隊した場合、レガシー・ハイスリーとBRSのどちらにするか本人が選ぶ事ができたようです(2018年12月31日で登録締切済)
それではそれぞれの恩給タイプについて詳しくみていきましょう!どのタイプか分かっている方は知りたいペンションタイプまで飛ばして読んでださい。
The Legacy High-3:レガシー・ハイスリー
リタイアがもうすぐのパートナーをお持ち方は、このレガシー・ハイスリータイプかと思われます。
レガシー・ハイスリーシステムのサービスメンバーは、2017年12月31日までに入隊している必要があります。
High-3やMilitary retired pay、Retirement Paycheckなどと呼ばれ確定給付型のペンション(米軍年金/退職金)制度です。

- 終身月額恩給の適用を受けるには最低20年以上の兵役期間が必要
- 恩給はサービス年数によって決定される。リタイア直前の36ヶ月の平均基本月給に2.5%を乗じて計算。
- Thrift Saving Plan(TSP)(一般でいう401k)へのマッチングなし
- COLA: Cost of Living Adjustmentが付いているので毎年インフレに合わせて支給額も調整される
20年x2.5%=50%
つまり、現在アクティブ・デューティーのお給料の約半分が恩給として一生支払われます。
この直前の36ヶ月の平均基本月給は詳しく説明すると、日数単位で細かく計算されます。入隊日や昇給日は人それぞれ異なるので、最後のリタイアメント手続きの時に正確な金額が分かります。
さらに長く勤続すればするほど恩給は増え、1年増えるごとにさらに2.5%増えます。
21年は52.5%、22年は55%、23年は57.5%、24年は60%・・・30年は75%
例)Officer:24年x2.5%x$9,200=$5,520
以前はTSPへの加入が自動ではなかった為、特にこのHigh-3のサービスメンバーはTSPに積立をしていない方も多くいます。この機会にぜひTSPを資産運用の一つとして検討してみるのも良いかもしれません。
Blended Retirement System (BRS)
2018年以降に入隊された方は自動的にこのBRSタイプ。また、2006年1月1日〜2017年12月31日の間に入隊した方で、BRSタイプを選んだ方になります。
BRSは確定給付型のペンション(米軍年金/退職金)制度と確定拠出年金(TSP)の二つを組み合わせた制度であるため、兵役期間の長さに関係なくTSPはリタイア後の生活設計にとって重要な一部分になります。

- 終身月額ペンションの適用を受けるには20年以上の兵役期間が必要
- Thrift Savings Plan(TSP)へ政府から自動的に1%積立支給、2年兵役を務めると最大5%のマッチング制度あり
- 8〜12年兵役を務めると、さらに4年兵役をサインアップした場合に通常の基本給月額の2.5〜13倍のボーナスを受けることができる(8〜12年の間に一回のみ)
- 毎月もらえる恩給の一部(50%または25%)を、一時金としてリタイア時に先に一括でもらうオプション有り(この場合毎月の恩給が減ります)
- COLA: Cost of Living Adjustmentが付いているので毎年インフレに合わせて支給額も調整される
20年x2%=40%
つまり、現在アクティブ・デューティーのお給料の約40%がペンションとして一生支払われます。
さらに長く勤続すればするほどペンションは増え、1年増えるごとにさらに2%増えます。
21年は42%、22年は44%、23年は46%、24年は48%・・・30年は60%
例)Officer:24年x2%x$9,200=$4,416
またBRSタイプの最大の特典はTSPへのマッチング。
本人がTSPへ積立しなくても自動的に給料の1%を政府が積み立ててくれます。ちなみに2018年以降に入隊した方はTSPへの積立は自動的に3%と設定されていますがこれはいつでも変更可能、最大で5%のマッチングが受け取れます。

参考:A Guid to the Uniformed Service Blended Retired System
このマッチングを最大限に利用して、ただでもらえるお金はもらっておきましょう。
上記の図を見ても分かりますが、BRSのマッチングでいただいたお金は、仮にリタイアせず除隊した場合でも失うことはありません。
例えば18歳で入隊、毎月100ドル(5%)をTSPに積立て、兵役10年後(28歳)で除隊。その後一切入金せずとも福利の力で25年後(53歳)には$100,000になっています。
TSPでさらに老後まで運用し福利の力を最大に利用すれば老後にはかなり大きなリターンになっているはずです。
レガシー・ハイスリーの方が金額大きいと思われがちですが、実はレガシー・ハイスリーにはマッチングはなく、悲しいことに多くの兵隊はTSPについて知識があまりないので積立額が少ない、またはGファンドに投資しているのが事実です。
Thrift Savings Plan(TSP)を学びたい方はぜひ下記の記事も読んでおくとよいです。
まとめ
企業年金(ペンション)がもらえる職種が政府関係や学校関係を除いてはほぼ無くなってしまったアメリカですが、嬉しい事にミリタリーはまだこのペンションを採用しています。
それではおさらい。
ミリタリーには二つの恩給制度がある。
The Legacy High-3:レガシー・ハイスリー
Blended Retirement System (BRS):ブレンディド・リタイアメント・システム
BRSはまだ始まって間もないペンション制度なので、自分でBRSを選択していない限りはほとんどの方がレガシー・ハイスリーかと思います。
レガシー・ハイスリーはお給料の約50%(20年×2.5%)
BRSはお給料の約40%(20年×2%)
と覚えておくといいですね。
ミリタリー・リタイアが近づくにあたり不安が大きくなりますが、ペンションが大体どのくらい支給されるのか知っておくことで、リタイア後の家計管理を早くから計画することができます。
ペンションを自動計算できる便利なアプリがあります、有料ですがお金出す価値は十分にあると思います。リンク貼っておきますね!(アフィリエイトではありません)
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夫婦二人三脚で早めにリサーチを開始してしっかり余裕を持って学び、一緒にHappyリタイアメントを目指しましょう!
次はTSPについてみていきます。
Disclaimer: 筆者はファイナンシャルアドバイザーではありません。このブログで提供される情報は、信頼性の高い情報源から収集し、個人的な見解や経験の上で執筆していますが、すべての読者様に適用できるとは限りません。読者様は自己責任で判断し、必要に応じて専門家にご相談ください。

















